辻出紀子さん(つじで・のりこ:1974年11月3日生)は、1998年(平成10年)11月24日、午後11時ごろ、勤務先の三重県伊勢市神田久志本町の出版社「伊勢文化舎」を出た後、行方がわからなくなりました。翌日、会社近くの損保会社の駐車場でマイカーが見つかりましたが、そこに所持品などは残されていませんでした。
三重県警は、紀子さんに自分から消息を断つ理由がないことや現場の状況から、事件に巻き込まれた可能性が強いとみて捜査を続けています。家族や友人らもチラシを配るなどして情報提供を求めています。しかし、3年になろうとしている現在でも何の消息もつかめていません。
これまでの捜査で、紀子さんは、消息が途絶えた日の午後11時過ぎ、取材で顔見知りの30代の男性に呼び出されていたことがわかりました。
捜査関係者によると、男性は事情聴取に「取材に関するやり取りで行き違いがあり、直接謝りたかったので呼び出した」「損保会社の駐車場で落ち合い、自分の車に乗せて1〜2時間話をした」「その後駐車場から少し離れた県道沿いで降ろした」「別れてからの彼女の行動は何も知らない」と供述しました。目撃者や物証が見つからず、その後捜査は進展していませんが、県警は男性にアリバイがないことなどから、その日の男性の行動に関心を寄せています。 |
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紀子さんの大学時代の友人、知人ら6人が中心メンバーです。
写真展開催にあたってご家族を支援するため、今年1月に立ち上げました。6人はいずれも紀子さんと同じ立命館大学出身。代表の田口ら3人は、紀子さんが所属した同大学写真研究会のOB、OGです。
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